太陽光発電(ソーラーパネル)の法定耐用年数や寿命
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- 2018年10月07日:熊本県熊本市から太陽光発電購入の価格見積依頼を頂きました!
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- 2018年09月08日:愛知県津島市から太陽光発電購入の価格見積依頼を頂きました!
- 2018年09月01日:熊本県熊本市から太陽光発電購入の価格見積依頼を頂きました!
- 2018年08月21日:山梨県南アルプス市から太陽光発電清掃の価格見積依頼を頂きました!
- 2018年08月09日:愛知県知立市から太陽光発電購入の価格見積依頼を頂きました!
目次
①太陽光発電の法定耐用年数は?
②太陽光発電の実際の寿命は?
③太陽光発電は点検で寿命が延びないが保証を受ける為に必要
①太陽光発電の法定耐用年数は?
上の画像にも分かりやすく書いてありますが、結論から書くと
製品を作る為に電気を使用しない場合の法定対応年数は17年
製品を作る為に電気を使用する場合の法定対応年数は7年~9年
と考えておけばよいでしょう。
また、「法定対応年数=減価償却」となります。
家庭用に関しては減価償却資産の耐用年数表の「電気業用設備のその他の設備」の「主として金属製のもの」が適応されます。
特に深く考えなくても、家庭で余った電力を売るという場合には全て17年と考えても良いです。
ただ、産業用以上の場合だと用途によって話が変わってきます。
太陽光発電を導入する場合、賃貸経営をしているアパートなどに設置されるケースやオフィスや事業所、工場、店舗や商業施設、工場などに設置するケースなどでは、特に減価償却の年数が気になるのではないでしょうか。
設置面積や規模が大きくなるほど、導入コストもかかりますから、その費用をどのくらいの年数で減価償却して収益の圧縮や節税に役立つかは気になるところです。
ネタばれしてますが、製品を作る為に産業用として太陽光発電システムを稼働させると場合にもよりますが、法定耐用年数は9年とされています。
太陽光発電を導入するに当たっては、稼働実績が20年以上を謳っているメーカーも多いので、少し少ないんじゃないか?と思っている方も多いと思います。
「法定対応年数=減価償却」であるならば、コストの圧迫を抑える為に、減価償却の期間は長い方が良いですからね。
https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/hojin/05/12.htm
国税庁の見解で具体的な事例がありました。上記にURLを載せます。
上記の事例では、自動車の整備工場に設置された太陽光発電システムの法定対応年数は何年か?という問いに回答したものです。
ここで国税庁は「輸送用機械器具製造業用設備」に該当し、9年が妥当という見解を示しました。
太陽光発電システムが輸送用機械器具製造業用設備に該当するとした理由として、自動車生産の工場において太陽光発電システムを工場に導入した場合に以下の2点が挙げられています。
【1】法人(産業用)で運営すると「自家発電設備(機械装置)」
【2】電気を工場に生産の為に利用した
という判断により、9年を適用しました。
国税庁は、太陽光発電システムによって生まれた電気を最終的な目的としない場合は用途が違いますよ
と言いたい訳です。
工場だと最終目的は「生産」な訳ですからね。
逆に言えば、最終目的を電気を使用するなら、産業用でも17年の耐用年数が適応となる訳です。
しかし、太陽光発電システムの設置理由は様々ですので、税理士によって判断が異なる事もあるでしょう。
どっちの耐用年数になるか判断が出来ない場合は、このコラムを100%鵜吞みにせずに、税理士に相談しましょう。
②太陽光発電の実際の寿命は?
耐用年数はいかにメーカーや設置業者から、このくらいと言われていても、実際はどうなるかは未知数と言えるかもしれません。
もちろん、その耐用年数が一つの目安となり、それよりも大幅に早く劣化するのは品質に問題があるとも言えるでしょう。
ただ、先ほどの①はあくまでも法律上・税法上での耐用年数です。
この17年や9年というのは、とうの昔に「平均するとこんだけの期間問題なく使えた」という年数で、毎年の様に性能が向上する太陽光発電システムには、当てはまらなくなってきております。
現実にメーカーの換算では「30年~40年」が現実的な寿命では?
と考えられています。一般的にも20~25年は使えるという認識が多いです。
考えられているという表現については、
住宅用で最古の太陽光発電は25年前
産業用で最古の太陽光発電は35年前
に設置されたので、データがない状態なのです。
ただ、先ほども書いた通り、毎年性能や耐久性が向上している分野 かつ 設置された環境やメンテナンスの状況、発電量や発電の頻度など、使用状況などによって、同じ製品であっても実際の耐用年数は異なってくるため、
それを頭に置いておかなければなりません。
たとえば、海辺に近いエリアで設置する場合、太陽がさんさんと降り注いで日照量も得やすく発電量も期待できるかもしれません。
発電が活発なほどソーラーパネルやパワーコンディショナーなどの活動量も多く、劣化のスピードが速まることも予想されます。
また、潮風が当たるため、機器のサビや腐食がしやすいので注意しなければなりません。
海辺に設置する場合に耐用年数を延ばし、メンテナンス費用も抑えたいということであれば、塩害にも強い耐サビ性や防腐性が高い高耐久性のタイプを選ぶといいでしょう。
雪が降る地域では冬場の積雪で設備が傷む場合もあります。
積雪地帯に対応するソーラーパネルや設備を導入することが不可欠ですが、やはり、他の地域に比べると雪の量が多く、降り積もりやすい地域ほど耐用年数は短くなるかもしれません。
海沿いや積雪地域でなくても、周囲に山がある場合や高い木などが植えられていて、枯れ葉が屋根に積もりやすい地域、鳥のフン害が多い地域などでは、ソーラーパネルに枯れ葉や糞、虫の死骸などが張り付き、サビや劣化の原因となることもあり、発電量にも影響を及ぼします。
最初に表示された耐用年数は使いたいというのであれば、定期的な清掃なども求められるのです。
太陽光発電は個人住宅をはじめ、アパートやマンションなどの、共同住宅や店舗の光熱費を賄うために導入される場合や工場や大型施設などの自家発電に使われるケースも少なくありません。
最近では郊外の空き地や誰も使用することがなくなった耕作放棄地などを活用して、太陽光パネルを壮大に並べ、売電収入を稼ぐ事業者や地主さんも増えています。
規模が大きくなるほど頻繁にソーラーパネルの状態を観察することや、清掃などをするのは大変になりますし、自宅や事業所から離れた田舎などに設置した場合には、滅多に様子を見に行かないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方に人気を集めているのが、メンテナンスフリーをウリにする耐久性の高いソーラーパネルです。
もっとも、本当にメンテナンスフリーかというと、結論からいえば、そうではありません。
これは先にも述べたように、設置された環境や発電の仕方などによっても、劣化状況やダメージの受け方に違いがあり、どうしても途中での調整や修理などが必要になってくるためです。
また、製品としてはメンテナンスフリーと大々的に謳われたとしても、設置業者の設置工事が稚拙であると劣化が早まることや思うように発電できないこともあり、設置の見直しが必要になるケースもあるからです。
そもそも、外的な要因でメンテナンスをしても、ソーラーパネルの発電効率自体はどうしても下がってしまいます。
現在、世の中で発売している太陽光電池モジュールは色々ありますが、現実に商流として世に出ているのは下記の様に
「単結晶シリコン系」
「多結晶シリコン系」
「アモルファス系」
「HIT系(ヘテロ接合系)」
「CIS」
の5種類となります。
それぞれの特徴は下記よりご覧ください
【太陽光発電パネルの種類の違い【シリコン系・化合物系・有機物系】】
その5種類の発電効率の劣化の平均は
単結晶シリコン系は、1年で約0.7%の劣化
多結晶シリコン系は、1年で約0.5%の劣化
アモルフォス系は、1年で約1.1%の劣化
HIT系(ヘテロ接合系)は、1年で約0.4%の劣化
HCISは、1年で約0.3%の劣化
というデータが存在します。
各社の統計の平均なので、メーカーによって変わる部分も大きいですが。
以上の様に、その年数はメンテナンスフリーだと判断したとしても、実際に発電される電気量は、どうしても減って来てしまいますので、導入初期を全く同じ様に想定して運用していく事は出来ません。
室内で使う機械ならともかく、屋外で雨風や日光にさらされて使う機械ですので、メンテナンスフリーと言われたとしても、定期点検とそれに応じて不具合が見つかったときのメンテナンスは、少なからず求められることを念頭に置いておきましょう。
③太陽光発電は点検で寿命が延びないが保証を受ける為に必要
定期的なメンテナンスを心がける事で寿命が伸びるのは機械製品全般に言える事です。
太陽光発電の定期点検は法律上、義務付けられているわけではありません。
※30kW以上の産業用は点検義務があります。
また、太陽光発電システムにおいては点検をしても寿命は延びません。
何故なら、シリコンが発電して、電気を流すという仕組みがあるだけで、太陽光発電システムは動力部分がある製品でないからです。
寿命というのをどの点に置いて話すかで話は変わってきますが、製品が廃棄されるまでが市場でいうところの寿命らしいので、私も廃棄されるまでを基準として書いています。
例えば、太陽光発電のある家を取り壊したとか、川や山が崩れてしまったとか、そういった事例ではなく、あくまで自然劣化的にですけれども。
しかし、点検やメンテナンスで太陽光発電の寿命は延びませんが、変換効率や出力の低下を最小限に出来る事は出来ますし、なによりメーカー保証を受ける上で必要不可欠だからです。
2000kWのメガソーラー発電所で「全くメンテナンスをしない」「定期的なメンテナンスをする」という2種類の事例で20年間後の損失を計算した結果、1年だけで6000万円程の損失が発生すると言われております。
ちょっと規模が大きすぎて分からないと思いますので、一般的な家庭用の4kWで計算すると、20年後は1年間で12万円の損失が出るという計算になります。
特に10年目以降は倍々で変換効率が低下しますので、最低でも10年に1回はしましょう。
基本的には4年に1回が多いです。
4kWの点検の相場は15,000円程度なので、トータルで考えると損ではない事が分かります。
ただ、信頼ある業者に依頼すればアフター点検やメンテナンスが行われますが、点検しても60%前後は何かしらの不具合が見逃されているいう報告もあります。
つまり、60%の点検業者は信頼できないという意味です。
また、メーカー保証を受ける為にメンテナンスは必要不可欠です。
メーカーの出力保証は長いところで25年保証等があります。
大体メーカーが想定する効率よりも20%程悪かったら無償交換してくれるという保証です。
ただ、25年保証ってほんとかいな?と思った方も多くいらっしゃると思います。
実はこれはカラクリがありまして、保証を受ける為には「原因」と「立証」の2点が必要なのです。
メンテナンスをしていないとメーカーから「だってメンテナンスしてないのが原因じゃん」
と突き返されるので、そうなるとぐうの音も出ないです。
立証も結局、点検業者でないとまず無理です。
定期点検で見つかる不具合として、目視でモジュールを確認したときの変色や白濁、水垢や鳥の糞などの汚れがあります。
さらに発電量の低下にも繋がる外観異常として、バックシートの傷やガラス割れ、部分的変色なども挙げられます。
こうした異常を見逃した場合や点検で見つかったのにメンテナンスをせずにいると、モジュールが異常に膨らんでバイパスダイオードの過熱が起こって変色を起こし、発煙したケースもあるので気を付けなければいけません。
太陽光発電で光熱費の節約などに役立てながら、屋根が燃えて、住宅や店舗が全焼したという騒ぎになれば元も子もないでしょう。
気になる定期点検の内容ですが、これは業者によっても異なりますが、次のような内容で行われています。
架台を含む太陽電池アレイや接続箱、パワーコンディショナーなどの目視点検と開放電圧、絶縁抵抗チェックです。
そのため、モジュールの経年劣化や出力低下などの不具合は、定期点検では検出されにくいという問題点が残されています。
実は販売店や工事業者は施工のプロではあっても、発電量など発電システムそのものの知識が少ないことも多いことから、外観的にわかる設備の劣化や不具合は確認できても、先ほど60%は見逃されていると書いた通り、内部的な面や発電量と大きく関わる部分についてまで点検できないという実情があるのです。
これにはそもそもメーカー側にも問題があり、販売店や工事業者に施工を任せながら、現場で機器の内部的な不具合、特にソーラーパネルやモジュールの不具合を検出する手法が確立されていないという問題が浮かび上がります。
そのため、顧客との第一窓口となる販売店や工事業者が、メンテナンスが必要という認識を欠き、
彼ら自身もメンテナンスフリーだと信じている傾向が見て取れます。
メンテナンスに関するメーカーからの情報もほとんど発信されず、メーカーと販売店や工事業者との連携はほとんどないのも問題かもしれません。
もっとも、太陽光発電が普及し、長く使われるものも増えてきたことや火災の発生などを伴うトラブル事例も増えてきたことから、メーカーも対応に乗り出しています。
顧客から直接相談を受けるメンテナンス窓口の開設をはじめ、メンテナンス要員の育成に取り組み、太陽光システムの診断を行うアナライザを導入して、点検現場でソーラーパネルのモジュールを1枚1枚チェックする取り組みを
始めたメーカーも登場するなど、ようやく現場での性能評価手法を構築し始めました。
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