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太陽光発電の出力制御(抑制)とは?【売電停止のデメリット】

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目次

①太陽光発電の出力制御とは?
②出力制御のデメリット
③出力制御の順番
④各電力会社のルール状況

 

 

 

①太陽光発電の出力制御とは?

 

太陽光発電システムを検討している方にとって意外に考えていないものに「出力制御」があります。

 

では出力制御とは一体どういう事なのでしょうか?

 

簡単に言ってしまえば、電力の供給過多によって電力会社が電力はもういらないから電力は買わない!
という仕組みの事です。

 

2010年代初頭から太陽光発電への投資が活発になってきており、いずれパンクしてしまうというリスクを考慮した結果が出力制御という事です。

 

太陽光発電設備のある方が何かするという訳ではなく、電力会社が遠隔で制御をするので、特に何もする必要はなく行われます。

 

また、出力制御には3つのルールが存在します。

 

30日ルール 500kW以上の設備を対象として30日以内の売電停止が無条件で出来る
360時間ルール 年間360時間以内の売電停止が無条件で出来る
指定ルール 目標とする電力供給に達した場合、売電停止を制限がなく無条件で出来る

 

上記はかなり分かりやすく書きましたが、実際の原文だとちょっと分かりにくいです。

 

例えば、電力会社の新ルールの原文ですと
「国から指定を受けた電力会社において、接続申込量(接続済みを含む)が接続可能量(30
日等出力制御枠)を超えた以降に申込みのあった発電設備に対し、出力制御に対する補償が
ない契約となるルール。 」

 

となってますので、イマイチぴんと来ない方もいると思います。

 

 

 

②出力制御のデメリット

1・制御装置を強制的に買わされる

出力制御は全国の電力会社の管轄によって、ルール適応のスパンが違います。

 

今では出力制御付きのパワーコンディショナーが販売されてますので、これから新規で太陽光発電を付ける方にとっては、あまり深く考える事もないです。

 

昔に太陽光発電を導入された方は、自分の地域がルール適応になれば、出力制御ユニットというのを自腹で買わなければなりません

 

大体1kWあたり1万5000円ぐらいの費用が掛かります。

 

ただ、デメリットだけかと言えばそうじゃない部分もあります。

 

太陽光発電の電気の売電価格(買取価格)は【今後の予想】
という記事では、年度事の売電単価を載せてますが、「出力制御有り」となっている列では、「出力制御無し」となっている列に比べて、売電単価が2円程高いのが分かります。

 

一応電力会社としても、エリア事の差別を無くす為に少しだけ売電単価を優遇してます。

 

また、今の制御装置は遠隔監監視や電力収支アプリ等のサポート機能も豊富になっているので、太陽光発電をシステム化する事が可能です。

 

 

2・突然の売電停止に震える。

少し大袈裟な見出しですが、あながち間違いではありません。

 

産業用を運用している場合の話ですが、指定ルールが適応された場合、年間120日程の制御日数があると言われております。

 

詳しくは、平成27年2月17日に九州電力株式会社が発表した「出力制御ルール、出力制御見通し算定の考え方について」をご覧ください。

 

夏や冬はエアコン等の機器で電力需要が高い事もあり、電力会社も停止する可能性は低いですが、あまり電力を使わない季節の春と秋は、出力制御が行われる日数も多いです。
統計で見ると4月と5月は非常に多いです。

 

ただ、あくまで現時点での話なので、将来的には分かりません。

 

 

3・営業マンが説明しない事が多々ある

太陽光発電を考えている方にとっては出力制御の話なんてデメリット以外の何でもないですよね?

 

そうなると、営業マンにとっては出来れば説明したくない事柄なんです。
少し悪徳な会社だと契約に支障が出る可能性があるので、出力制御の話を一切しない事もあります

 

先ほどもお伝えした通り、今は出力制御付きのパワーコンディショナーが主流になってきてますので、見積書の時点では不振な点は見当たらないのです。

 

制御自体もお客様の方に、電力会社や販売会社から連絡もある訳でもないですし、完全犯罪が出来上がってしまうんですね。

 

ちなみに、固定スケジュール型といって電力会社から連絡がある場合もありますが、基本的にはまれです。

 

 

③出力制御の順番

出典:四国電力「再エネ発電設備の出力制御に関するご説明資料」

 

実は出力制御という言葉自体は昔からありました。

 

太陽光発電というお手軽に自家発電が出来て、売電収益を出せる昨今だから世間でも広まる様になったんです。

 

出力制御の順番にも勿論優先順位というのがあります。

 

上記の表が優先度でざっくりというと
火力発電」→「バイオマス発電」→「太陽光発電(10kW以上)
→「風力発電」→「太陽光発電(10kW未満)」→「水力発電」→「地熱発電」→「原子力
という順番で停止措置が取られていると噂されております。

 

太陽光発電のお手軽さが、あだとなって割と早くに、売電停止となるのです。

 

また、太陽光発電にも順番がありまして、大規模のソーラー施設から小規模の一般家庭という順に適応していきます。

 

しかも10kW未満は風力発電より後になります。

 

あくまで現段階の話ですが、指定ルールが適応されている地域でも、4kW等の家庭用として自家消費もしているとこは、出力制御を気にしなくも大丈夫かなという気もします。

 

 

 

④各電力会社のルール状況

出典:資源エネルギー庁「固定価格買取制度の運用見直し等について」

 

少し古いですが、2015年1月22日時点では上記がルール状況となっておりますが、ほとんど状況は変わっておりません。

 

ただ、ちょっと前に中国電力が全面的に指定ルールに変えた
というプレリリースを出しましたので、その点だけ変わっております。

 

これを見る限り、商業が栄えている地域程、電力の消費量が多いので小規模太陽光システムを制御外にしている事が分かります。

 

裏を返せば、関西電力・中部電力・東京電力の管轄内のエリアであったら、指定ルールになるまでがチャンスと捉える事が出来ます。

 

太陽光発電をお考えの方は、太陽光発電ログより一括見積をして下さい。

 

 

 

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