太陽光発電のメリット・デメリット!2018年のまとめ!
太陽光発電一括見積もり 最新のお問い合わせ状況一覧
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- 2018年09月01日:熊本県熊本市から太陽光発電購入の価格見積依頼を頂きました!
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- 2018年08月09日:愛知県知立市から太陽光発電購入の価格見積依頼を頂きました!
目次
②太陽光発電のメリット
②-1 無尽蔵のエネルギー
②-2 クリーンエネルギー
②-3 個人でも発電所が持てる
②-4 多種多様な場所に設置が出来る
②-5 モニターで発電状況が分かる
②-6 保証期間が長い
②-7 売電が出来る
②-8 変動リスクのないので投資として優秀
②-9 電気代が安くなる
②-10 断熱効果がある
②-11 災害時の予備電源となる
②-12 メンテナンスの手間が非常にかからない
②-13 稼働部分が少ない為、長寿命
②-14 オール電化と相性が良い
②-15 EV車(電気自動車)の充電もできる
③太陽光発電のデメリット
③-1 設置費用が高い
③-2 売電価格はこれからも下がる
③-3 天気に左右される
③-4 発電状況が気になって神経質になる
③-5 影に物凄く弱い
③-6 太陽光発電単独では電気が貯めれない
③-7 メンテナンスフリーには出来ない
③-9 景観が損なわれる
③-10 水害時には危ない
③-11 悪徳販売業者が未だに多数いる
③-12 悪徳工事業者が未だに多数いる
①前書き
このコラムでは太陽光発電をこれから検討される初心者の方に向けたコラムです。
過去に書いた「ワンポイントコラム」の総集編で、メリット・デメリットを抜粋して書きました。
「巷では太陽光発電のバブルが崩壊したらしい」や「太陽光発電は儲かる!」という様な賛否両論の疑問を詳細にお伝えします。
他のブログやサイトも拝見させて頂きましたが、恐らく一番細かく書いてありますので、是非最後まで読んで頂ければと思います。
この太陽光発電ログは、太陽光発電の一括見積サイトで、もしこのコラムを読んで少しでも検討したいと思いましたら、無料ですので、是非見積依頼をして下さい。
②太陽光発電のメリット
②-1 無尽蔵のエネルギー
石油は60年で無くなると言われており、石炭は115年で無くなると言われております。
これらは「枯渇性資源」又は「再生不能エネルギー」と呼ばれています。
現在、日本で一番電気を産んでいるのが、石炭火力発電所で日本全体の4割を賄っています。
その為、資源が無くなるタイムリミットは刻一刻と迫っているのです。
そんな時代で注目されているのが「再生可能エネルギー」と言われる、自然によって作り出される半永久的な資源です。
「太陽光」「太陽熱」「バイオマス」「地熱」「水力」「風力」等が再生可能エネルギーと言われておりますが、その中でも太陽光発電が現在では盛んになっており、とても注目されているのです。
太陽光発電は名前の通り、太陽の光を利用して発電をする仕組みです。
太陽の寿命は100億年と想定されており、あと55億年程活動すると言われておりますので、少なくとも今我々が心配する必要はありません。
②-2 クリーンエネルギー
先ほどの石油や石炭の話と関連がありますが、太陽光発電は「二酸化炭素」「硫黄酸化物」「窒素酸化物」等の人体に有害な物質を発電時に生みません。
現代のクリーンコールテクノロジーにより、以前よりも有害物質を出さない研究が活発となっておりますが、0には出来ません。
しかし、太陽光発電であれば1kWシステムでも、年間315kgのCO2の削減と、年間230ℓの原油削減が可能なのです。
その為、太陽光発電は環境にやさしく再生可能エネルギーでもありますので、2030年のエネルギーミックス時代では今の2倍程の市場を拡大しようと政府が目標を立てています。
今のところ、太陽光発電の普及の推移は予定通りとなっておりますので、太陽光発電のバブルが弾けたというニュースは嘘ですね。
太陽光発電はベースロード電源にはなりませんが、次世代を担うエネルギーとして、個人でも環境貢献出来るクリーンエネルギーなのです。
②-3 個人でも発電所が持てる
太陽光発電と聞くと、ただの投資の商品として考えいる方が多いですが、戸建の屋根につける規模でも「発電所」という区分になります。
一度は聞いた事があると思いますが、「新電力(電力の自由化)」というサービスが始まりました。
これは、電力を一般企業が売る事が出来る様にした仕組みで、その電力はメガソーラーと呼ばれる太陽光発電所で作られています。
1MW(1,000kW)以上の太陽光発電は「メガソーラー」と呼ばれる区分になり、最低でも2億円以上の資金が必要となるので、個人ではなかなハードルは高いですが、資産家の方で積極的にメガソーラー投資を行っている方も結構いるのです。
数百kWの中規模の太陽光発電所の運営となると、普通のサラリーマンでも数千万の融資が簡単に通りますので、割と数は多いです。
私の知り合いの上場企業のサラリーマン(自称年収600万)は、2013年に300kWの太陽光発電をソーラーローンを使って建設しており、あと2年程で投資額を回収できるそうです。
大体7年~8年ですね。そこから残りの12年程は全て手残りとなりますので、普通に将来安泰です。
男であったら一度は考える、一国一城の主にローリスクでなれるのも興味がそそられますね。
また、通常のビジネスと同じく、太陽光発電をたくさん運営していれば、コンサルタントとしての仕事も可能になってくるので、サラリーマンで副収入を稼ぎつつ、軌道に乗れば起業や独立という選択肢もあるのが太陽光発電です。
実際に、上記の様な方を知っており、現在太陽光発電の販売と保守管理をして会社経営をしています。
②-4 多種多様な場所に設置が出来る
太陽光発電としてメジャーな設置場所としては、やはり「屋根」「空地」を想像する方が多いです。
それ以外にも「カーポート」「学校」「工場」「農地(ソーラーシェアリング)」等、設置する場所に制限がありません。
ただ、太陽光パネルは1枚の重量が10kg前後ありますので、トタン屋根や天井が薄いプレハブ住宅だと設置が出来ないです。
②-5 モニターで発電状況が分かる
日本の大手メーカーで太陽光発電システムを導入するとモニタリングサービスが付きます。
専用の端末であったり、アプリであったり色々ですが、過去の発電状況や将来の発電予測等、非常にきめ細かなデータが取れます。
また、太陽光発電システムと直接関係のない、今月の電気代の計算という機能もあり、電気の見える化が可能です。
このシステムを活用する事によって、節電の意識も高める事が出来ます。
海外メーカーでは、パネルが格安な分そういったサービスがないメーカーもありますので、気を付けましょう。
②-6 保証期間が長い
太陽光発電システムの良いところに一つに、保証期間が長いというメリットがあります。
日本の大手メーカーで15年保証、海外だと20年保証というのが平均です。
通常、電気機器の保証というものは、長いもので導入して数年が限度です、
しかし、太陽光発電は長く使ってもらう事が大事なので、太陽光を電気に変える変換効率がメーカーの保証する基準以下になれば、パネル代は無償となります。
また、メーカーの中には、標準で災害保証を付けてくれるとこもあり、皆様が思っている以上に手厚い内容となっているのです。
「太陽光発電のメーカーおすすめ比較ランキング」というコラムに各メーカーの特徴や保証期間を書いています。
②-7 売電が出来る
太陽光発電の醍醐味と言えば、電力会社に電気を売ってお金を稼ぐ事です。
前書きで「太陽光発電のバブル崩壊」というワードを出しましたが、これの由来は売電単価が毎年下がっていっている事からこの様に言われております。
2012年から売電出来る様になりましたが、その当初は1kWあたり48円でしたが、現在では28円となり、約半額程安くなりました。
この事からメディアでは太陽光バブルが弾けた!とワイドナショー等で積極的に取り上げています。
しかし、売電単価の低下に伴い、導入費用が安くなり、光を電力に変える変換効率も向上しているので、今も変わらず初期費用の回収期間は変わっていません。
むしろ、ネットで簡単に格安業者を探せるサービスが多くなってきたので、しっかりと見積書を比べれば、7年~10年以内には回収できます。
太陽光発電の初期費用の相場は1kWあたり25万円ですが、安いとこでは20万円を切っている業者もたくさんありますからね。
靴磨きの少年が株の話をしだしたら、株価が下がるという様なもので、投資という観点から見ればテレビで流している情報は全くあてにならないのです。
仮想通貨がその最たる例でしょう。
②-8 変動リスクのないので投資として優秀
何故、私がここまで太陽光発電の肩を持つのかと言えば、投資の世界で必ずある変動リスクが無いからです。
株にしろ、FXにしろ、アパート投資にしろ、その時期の個人や企業 はたまた国の思惑で、価格が上がったり下がったりするのが普通です。
しかし、太陽光発電はFIT制度(固定価格買取制度)という法律があり、電力会社は10年~20年の間、申請した売電単価で買い取らなければいけないのです。
どの様な太陽光発電所で10年~20年の売電期間が決められるのかは「太陽光発電の種類の違い【家庭用・産業用・メガソーラー】 」をご覧ください。
②-9 電気代が安くなる
先ほど投資として電力会社に売電するという事を書きましたが、家庭内で使用するのも勿論可能です。
だいたい2kW~3kWで、一戸建住宅の家族4人の電気代がちょうど相殺するぐらいとなります。
2kW~3kWがどのくらい広さになるのかと言うと、メーカーによって若干違いますが、パネル一枚あたり「120センチ(長さ)×100センチ(幅)」を6枚~8枚程必要になってきます。
全ての電力を売る事を「全量売電制度」、家庭内で使用しても余ってしまった電力を売る事を「余剰電力買取制度」と言い、使い分けが可能なのです。
ただし、出力が10kW未満の家庭用に限られる話で、出力10kW以上の産業用には適用になりません。
②-10 断熱効果がある
屋根に太陽光パネルを乗せる場合ですが、実は断熱効果があるのです。
冬は暖かく、夏は涼しくなるのですね。
屋根の表面では、夏は10℃涼しくなり、冬は5℃暖かいという研究結果があります。
室内の温度としては、夏冬ともに大体1℃~2℃ぐらいは変わってきます。
②-11 災害時の予備電源となる
太陽光発電所には「パワーコンディショナー」と呼ばれる心臓の役割をする装置がありますが、その中で「自立運転システム」という機能が備わっています。
どういう機能かというと、何かしらのトラブルで、電力会社からの送電が出来なくなった時に、独立した電源として太陽光発電を使えるようにする機能です。
2011年の東日本大震災の時には、この機能があまり知られておらず、宝の持ち腐れとなっておりましが、2016年にあった熊本地震では太陽光発電を導入した家庭の多くでこの機能が使用されたという情報もあります。
日本は世界で2番目に地震の多い国で、震度一以上の地震が年間2000回~3000回発生しています。
地震の備えとして太陽光発電を導入する事は間違った選択肢ではありません。
②-12 メンテナンスの手間が非常にかからない
太陽光発電には稼働部分がありません。
パワーコンディショナーは電気を直流から交流に変えるだけで、エンジンではないのです。
ではどうやって電気を作っているかというと光電効果という太陽光発電の仕組みを利用しています。
鏡にライトを照らすを反射しますが、太陽光パネルに光を与えると発電するという現象があるだけです。
その為、他の電子機器に比べてメンテナンスを行う頻度は極端にすくないのです。
メーカーが太陽光パネルに20年の製品保証を付けれる理由がそういう事なのです。
②-13 稼働部分が少ない為、長寿命
続きですが、太陽光発電の寿命は法定耐用年数でも17年。
実際の寿命としては、20年~25年と言われています。
というのも、太陽光発電の歴史は古いですが、今の原型となる太陽光発電が初めて実用化したのが、1992年の桑野邸の20数年前で、まだ確実なデータがないのです。
逆に言えば、20数年前の技術でもこれだけ寿命があるのならば、最先端の太陽光パネルであれば、もっと長く使用できるでしょう。
②-14 オール電化と相性が良い
オール電化とは、ガスを使わずに全てのエネルギーを電気で賄う住宅の事で、これが太陽光発電と相性が良いのです。
ガスを使う器具と言えば、コンロと給湯器ですね。
コンロはIHクッキングヒーターにして、給湯器はエコキュートにすれば、全くガスを使う事がありません。
一切ガスを使わない為、ガス会社とそもそも契約する必要がなく、使っても使わなくても掛かる基本料金が要らなくなります。
エコキュートを入れた場合の特別な電気プランがあったりするので、それらを太陽光で作った電力もプラスすれば、鬼に金棒といった感じでしょう。
ただ、エネファームというガス寄りの住宅にするとまた話は違ってきます。
エネファームは、費用対効果が悪すぎて初期費用の回収は不可能です。
「エコキュート」と「エネファーム」はゴロ的に似ていますが、本質的な部分では、明確な違いがあるので、間違えない様にしましょう。
オール電化やエコキュート・エネファームの説明は「太陽光発電のオール電化は得?蓄電池、エコキュート、エネファーム!」よりご覧ください。
②-15 EV車(電気自動車)の充電もできる
今後、電気需要はますます高まっていくと言われてます。
その代表的なものとして「EV車(電気自動車)」があります。
ガソリンではなく、電気で動く車として徐々にシェアを伸ばしていっています。
2030年までにEV車を国内シェアで30%まで伸ばすという「EV30@30キャンペーン」に日本も参加していますので、これは確実な未来の話です。
ドイツでは、もっと大胆で2030年までにガソリン車を販売禁止にするという動きもあります。
この電気自動車も実は、太陽光発電と相性がいいのです。
太陽光で発電した電気をEV車に注ぎ込めば、無料の燃料として使用が可能となり、燃費を気にする必要が無くなります。
また、EV車は蓄電機能も備えており、必要な場合にEV車から電気を取り出す事も可能なのです。
ただ、今現在は非常に高額で、まだまだ元が取れるものではありませんので、将来的なメリットの話になります。
③太陽光発電のデメリット
③-1 設置費用が高い
文中で「初期費用の相場は1kWあたり25万円」と書きましたが、一般的と言われている太陽光発電の規模は4kWです。
そうなると単純に×4倍で、100万円ぐらいが相場となります。
いくら「電力会社やメーカーが保証してくれるよ!」「リスクのない投資だよ!」と言っても初期費用にそれだけ払うのは、なかなか気が引けるものです。
100万あれば、不良所得とまではいきませんが、それなりのビジネスを展開する事もできなくはないですからね。
太陽光発電専用のローンである「ソーラーローン」を組む事も可能ではありますが、小規模の場合は金利が高くついて旨味がありませんので、ソーラーローンを検討するなら30kW以上の太陽光発電所から検討した方が良いでしょう。
ただこれは、屋根に取り付ける場合の話であり、野立ての場合はさらに費用がかかります。
雑草が伸びて影になったり、ホットスポット(熱が溜まり発火する恐れ)の原因になるので、雑草対策費用が必要となります。
それから、太陽光発電を囲うフェンスの設置が義務化しましたので、その費用も必要となります。
太陽光パネルの保証は20年程という話をしましたが、パワーコンディショナーは一つで20万円~30万円程しますが、10年保証が基本となりますので、それ以降壊れた場合はまとまった出費が必要になります。
③-2 売電価格はこれからも下がる
売電価格が毎年下がっていると書きましたが、これからも下がる予定です。
最終的な政府の目標は1kWあたり「11円」と方向性を決めてますので、恐らく将来的にはこのぐらいで最終着地する予定です。
この11円という単価は、売電保証期間が過ぎた10年後・20年後の単価と言われております。
よく「太陽光発電は今がチャンス!!!」という煽り文句を聞くと思いますが、その理由としては「なるべく早めに導入しないと、売電価格が下がり続けますよ?」という意味合いからです。
例えば、2012年に設置していたら1kWあたり48円で、2013年も2014年も1kWあたり48円で売電出来る訳です。
何度も書いていますが、政府としては「自家消費」に移行したいと思っているのです。
このペースで行けば10年後ぐらいに、太陽光発電システムの設備代は電気代の削減幅でペイは出来るが、「太陽光発電で儲ける」事が難しくなる可能性があります。
③-3 天気に左右される
変動リスクがないのが太陽光発電の良いところですが、全くない訳ではありません。
曇りや雨が多ければ、発電量が下がります。
快晴を「10」の発電量とすれば、曇りが「4」、雨が「1」という数字になります。
また、年間の日照時間は、国内で1500時間~2200時間と、地域によっても差が開いてますので、自分の住んでいる地域の日照時間が低ければ、太陽光発電はあまり適さないかもしれません。
特に日本海側の地域では、軒並み平均以下の日照時間となります。
③-4 発電状況が気になって神経質になる
これは個人差があると思いますが、発電状況が分かるモニタリングサービスがある反面、気になりすぎて神経質になる方もいらっしゃる様です。
逐一、今どんだけの発電をしているか調べると、割と多くの時間を消費してしまいますので、経営者でいうところの機会損失となります。
週に一回ぐらいチェックすればいいので、数時間おきに見るのはやめましょう。
③-5 影に物凄く弱い
太陽光発電は影に敏感な商品で、一部に影がかかっただけでも、パネルの広範囲で変換効率が落ちてしまう為、電柱等の陰になる場所は、あまりよろしくないです。
大体、パネルにかかっている影の10倍ぐらいの面積で影響が出ます。
また、今現在影になっていなくても季節で影が出来る箇所が変わってくるので、安易に設置をするのは厳禁です。
各季節の太陽光の角度は「春:55度」「夏:80度」「秋:55度」「冬至:31度」となります。
最大で約50度も変わってくる為、太陽光発電を設置する場合は「季節が変化してもここには影ができる事はないですか?」と業者に聞いて下さい。
一般の方では、なかなか測量が難しいですからね。
太陽光の角度は冬場に一番低く射すので、この時に設置して問題無ければ、他の季節でも問題はないでしょう。
③-6 太陽光発電単独では電気が貯めれない
初心者の方が考えがちな事として、太陽光発電は電気を貯めれる!と思っている方も多いです。
しかし、いわゆる「太陽光発電システム」というものには、電気を貯める事ができません。
電気を貯めるには、蓄電池と言われるものが必要となります。
電池と聞くと単三電池等を思い浮かべますが、家庭の電力を貯めるぐらいの規模ですので、人一人分ぐらいの大きさがある設備となります。
蓄電池を一緒に導入すればいいだけの話ですが、まだまだ太陽光発電の様に価格が急降下している訳ではありませんので、費用対効果的に合わないケースが多いです。
恐らく、あと5年ぐらいしたら蓄電池も相当安くなっていると思います。
③-7 メンテナンスフリーには出来ない
太陽光発電はメンテナンスの頻度は少ないのは事実ですが、全くメンテナンスフリーにする事は出来ません。
というのも、5年に一回ぐらいパネル洗浄や点検をしないと、発電効率が落ちてしまい、収益が下がってしまうのです。
特に全くメンテナンスをしていないと10年を境に急激に発電しなくなります。
メンテナンス費がかかる事も念頭においておかないといけません。
太陽光発電のメンテナンス費は、1kWあたりの家庭用で年間4,000円が相場となっております。
③-9 景観が損なわれる
これは野立て太陽光発電でよくトラブルになります。
地域によって日照時間が大きく変わりますので、当然人気の地域では太陽光発電の設置が加速します。
山梨県や高知県は日本でも有数の日照時間を誇るエリアですが、太陽光発電の建設があまりにも多くなった為、美しい景色だったスポットが太陽光発電所だらけになってしまったという事例があります。
自治体も太陽光発電の誘致を積極的に行った為、運営者に非はありませんが、住民感情が良しとしない場合がある事は覚えておきましょう。
③-10 水害時には危ない
太陽光発電はスイッチのon/offという様な機能がありません。
太陽の光がパネルに当たれば自動的に発電をします。
その為、水害時に太陽光パネルに水が浸かっている状態ですと、感電の危険性があります。
また、フレーム等の素材に使用されている重金属が溶けるので、感電する危険性が無くても近寄ってはいけません。
③-11 悪徳販売業者が未だに多数いる
当サイトの「太陽光発電ログ」では、一括見積サイトの為、必然的に相見積もりが発生するので悪徳業者の価格では太刀打ちできません。
しかし、未だに太陽光発電の営業は訪問販売がメインで、非常に高額で設置されていらっしゃる方が大勢います。
価格が高いだけならまだしも、お金だけ巻き上げて設置をせずに行方をくらませる業者も未だにいるという報告がありますので、私からすれば飛び込みやテレアポで物を買うのは絶対に損です。
裏話ですが、弊社も昔テレアポというスタイルでコピー機の営業をしておりましたが、ネットの価格の1.5倍程の金額で売っていました。
営業活動には経費が掛かっているので、どうしても費用を頂かないと会社が成り立たないのです。
今では、完全にネットの反響営業で会社運営をしておりますが「ネットの方が安い」というのは事実です。
また、ネットという広くて狭い空間では悪評が広がるのも早いので、しっかりとしている企業が飛び込み等とは違い、非常に多いのです。
③-12 悪徳工事業者が未だに多数いる
太陽光発電のトラブルがある要因としては、業者の技術不足や手抜き工事が原因の場合もあります。
太陽光発電が本格的に普及したのは2012年からですので、まだまだ新しい分野です。
その為、どういう風に太陽光発電を取り付けたら良いか分からない もしくは 手を抜いてもいいだろうと考えていると雨漏りや太陽光の反射で近隣住民からクレームが来たりします。
何故雨漏りをするのかというと、屋根に取り付ける際に、屋根に穴を開けてボルトで固定するという工法が存在するからです。
施工の未熟さだけでなく、経年劣化でボルトが緩み、雨漏りを引き起こす事があるので、なるべく屋根に穴を開けない工法で設置するのが望ましいでしょう。
基本的に、設置業者は「リフォーム瑕疵保険(かしほけん)」というのに入っているので、雨漏りであったら保険で何とかなります。
しかし、太陽光の反射は、リフォーム瑕疵保険の対象になるのは難しく、受忍限度を超えていなくても、周辺住民との共生を行う上で撤去しないといけないケースがあります。
実際に、反射で裁判になったケースもありますが、裁判所も「年がら年中反射している訳でもないし、カーテンで問題ないのでは?」と一蹴しています。
最大限にパネルの性能を引き出し、トラブルのない施工が出来る業者でないといけません。
中にはメーカーの認定を受けていない業者が施工する事もありますので、そこは要確認です。
また、表面上は良くても、実際に点検するとザル工事というケースも非常に多いです。
「太陽光パネルが台風で飛ばされた」「太陽光パネルを設置した箇所だけ土砂崩れが発生した」というニュースは、大半が施工ミスによるものです。
初期規模~中規模の太陽光発電所は「建築基準法が適用されない工作物」となっており、法整備が甘いので認識が緩い業者もいるのです。
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