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太陽光発電に雑草対策は必要?【防草シートの相場費用】

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目次

①太陽光発電と雑草の関係
②雑草による「発電効率の低下」
③雑草による「景観の悪化」

④雑草による「防草・徐草コスト」
④-1 草を刈る
④-2 除草剤を撒く
④-3 防草シートを敷く
④-4 砂利を敷く
④-5 コンクリートで舗装する

 

 

 

①太陽光発電と雑草の関係

 

太陽光発電を建設する時に様々なリスクを考えて契約されると思います。
売電価格の低下や自然災害、日照時間等々。

 

しかし、トラブルのTOP3に入る雑草被害については、事前に考えた事ある方は少数です。
「たかが雑草がトラブルのTOP3!?」と思われる方も多いと思います。

 

そもそも本来の意味での雑草とは、人里植物と言ってどこにでも生える生命力の強い植物の総称です。

 

岡本真夜さんの「TOMORROW」という曲に「アスファルトに咲く花のように」という歌詞もありますが、あれも要するに雑草ですからね。

 

アスファルトを貫くぐらい訳ないんです。

 

上の画像は今の福島の画像ですが、まだ10年も経っていないのにこの様に緑に覆われてしまってます。
これが太陽光発電で、同じように誰も手入れしてなかったと仮定したら、ゾッとしますよね?

 

大金をかけて作ったのにこれでは、元は取れないですから。

 

具体的にどの様な被害があるのでしょうか?

 

それは大きく分けて「発電効率の低下」「草刈りのコスト」「景観の悪化」です。
大体雑草被害で頭を悩ませるのはこの3つです。

 

次は具体的にどのような被害があるのかを書いていきます。

 

 

 

②雑草による「発電効率の低下」

 

産業用以上になると必然的に安い土地が必要となり、郊外に設置する事が多いです。
そこでは様々な植物が生えており、必然的に雑草被害が起こります

 

また、太陽光パネルを設置すると鉄パイプ状の基礎・架台が使用されますので、植物にとっては「どうぞ伸びて下さい」と言っているようなものです。

 

小学生の時にアサガオを育てる授業があり、種を植えた近くに棒を立てて育成を補助してましたよね?
太陽光発電システムを作るとその効果を勝手与えてしまうのです。

 

そのような草が育って、太陽光パネルに影を作ると発電効率が著しく下がり、かなりの損害となります。

 

太陽光パネルの性質上、パネルの30分の1の面積が影になると、単純に30分の1の損になる訳ではなく、発電の損失は【影になった面積×10倍】前後になります。

 

これは太陽光パネルが直列で繋いでいる為、その系統にあるパネル全てに影響があるのです。

 

分かりやすく言えば、片道1車線の道路で事故が起こると同じ事です。
後続車は事故した車がどかない限り止まったままですよね?

 

一応最近では、影になってもなるべく影響のでないパネルも出てきておりますが、それでもノーダメージという事にはなりません。

 

また、雑草の葉が落ちて、長い間影になった部分が「ホットスポット現象(熱をもってしまう)」になって、パネル事態を損傷させる事もあります。

 

最悪なケースだとそれが山火事となって災害になる可能性もあります

 

 

 

③雑草による「景観の悪化」

 

先ほども書きましたが、産業用の太陽光発電システムは基本的に郊外に建設します。

 

その為、その地域の住民の理解も得る必要がありますが、田舎になればなるほど感情という部分が重要になってきます

 

よそ者が自分たちの土地で景観を破壊して儲ける太陽光発電パネルは、どちらかと言えばネガティブな感情を抱かれやすいです。

 

何かあるごとにクレームをつけられるという事例も存在するので、雑草をほかっておいたら「景観が悪い!」という大義名分で攻撃をうけてしまいやすいのです。

 

また、建設時に周辺の理解を得られたとしても、やはり雑草がぼうぼうに生えていれば、不満も溜まっていきます。

 

ソーラーパネルを設置する方達は、大なり小なり投資家気質を持ち合わせている方が多いですから、結局のところ損得勘定で動く方が多いです。

 

その部分で自身に損がない限りは何を言われようが、景観の悪化とかどうでもいいですからね。

 

その為、こういった雑草の景観という部分でのトラブルが多くなります。

 

 

 

④雑草による「防草・徐草コスト」

 

太陽光発電システムが広範囲になればなるほど、防草コスト徐草コストが高くなります
その為、少しでも安くしたいというのが本音だと思います。

 

一言に防草・徐草と言っても色々方法があります。
【草を刈る】【除草剤を撒く】【防草シートを敷く】【砂利を敷く】【コンクリートで舗装する】
の5種類があり、それぞれにメリットデメリットがあります。

 

 

 

④-1 草を刈る

業者に依頼すると1㎡あたりで50円~200円ぐらいで依頼が出来ます。
草刈りは自分で出来る事が最も特徴的で、初期費用が最もかかりません。

 

しかし、雑草は3か月も経てばパネルにかかるぐらいに伸びてしまうので、長い目でみれば一番損です。
実際に太陽光発電で雑草と戦うのに一番コスパが悪いです。

 

 

 

④-2 除草剤を撒く

業者に依頼すると1㎡あたりで100円~200円ぐらいで依頼が出来ます
除草剤を撒くのも自分で出来るので、お手軽です。

 

こちらの場合は、除草剤を購入するイニシャルコストは発生しますが、年に2回程撒けば良いので、比較的小規模の産業用だったら適してます。

 

上手く撒けば年に一回のみでも十分に効果があります

 

 

ただし、周りに農園等がある場合は、被害が出るかもしれないので安易に撒くのはやめましょう。
また、除草剤でも色々な種類がありますので、そこにおいても注意が必要です。

 

 

 

④-3 防草シートを敷く

業者に依頼すると1㎡あたりで1000円~2000円ぐらいで依頼が出来ます。
太陽光発電で最もポピュラーなのが、防草シートを敷く事です。

 

単価は割と高いですが、一度施工してしまえば10年ほどの耐久性があるので、長い目でみると最もコストパフォーマンスに優れています。

 

ただし、施工会社の腕や防草シートの品質によって耐久性も大きくかわるので、信頼出来る業者を見極める必要があります。

 

実際に1㎡あたりで1300円程の単価で依頼者した方は、僅か3年で雑草が生えてきてしまったという事例も存在します。

 

 

 

④-4 砂利を敷く

業者に依頼すると1㎡あたりで1,500円~6,000円ぐらいで依頼が出来ます。
ただ、砂利を敷くだけであったら多少マシになるぐらいで、あまり効果は期待できません

 

物理的に光をブロックするので、光合成が行えないので種が成長しない
という事を期待して砂利を敷きますが、人が踏んだりすると砂利が土に埋もれて、そこから雑草が生えます

 

防草シートと組み合わせる事で雑草が生えなくする効果が高まるのと、砂利の上を歩いた時にでる音が防犯効果を高めてくれるので、需要はあります

 

 

 

④-5 コンクリートで舗装する

業者に依頼すると1㎡あたりで8,000円~10,000円ぐらいで依頼が出来ます
この方法が一番効果がありますが、最も高額な施工費となります

 

コンクリートやアスファルトを使った場合は、採算が合わないのであまり行われません。

 

また、土地を借りている場合には、現状復帰の契約もされていると思うので、それも考慮すれば「こういった手法もある」という程度の話になります。

 

 

 

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